滝の音

滝の音

名こそ流れてなお聞こえけれ

数学の本を読もう!その1

こんにちは。

前回の更新から2週間ほど空いてしまいました。

 

 12月のチャレンジ課題は「数学の本を読もう!」です。

数学に関する本(定義はできる限り広く)を6冊読み、それぞれの感想をブログに書く。

 これが課題の概要。

 

本来であればいまごろ3冊目の本を読んでいるはずですが、いまいち気分がのらず、ようやく一冊目読了です。

 

・今回読んだ本の紹介

タイトル:数学ガール ゲーデル不完全性定理

著者:結城浩

出版: Softbank Creative

 

 自分の周りでは、数学ガールというタイトルを聞いたことのある人が多い印象ですが、あなたはどうでしょう?

 

・あらすじ

ゲーデル不完全性定理とはどういうものなのか。 

主人公含めた高校生3人と中学生1人が、その道筋をたどってゆく。

 

・感想

先に言ってしまうと、不完全性定理の証明の件はほとんど読み飛ばしてしまった。何をしているのか、何を狙っているのかを見ることで精一杯だった。

 

《不完全》という言葉がどう定義されているのか。数学には数学のために定義された言葉があるということを学んだ。

 

正直、数学に関することよりも著者の考え方が印象に残った。

決して分かったふりはしない。ここはまだ分からないと意識する。わからなくなる最前線。

 

・思ったこと

 

暗い森に差し込む一筋の光。

目をつむっていては光は見えない。

目を向けるまでは照らされたものは見えない。

目を向けてはじめて。意味が目に入る。

 

意味をどこまで分かることが出来るか。

きっとすべてを分かることは出来ない。

でもどこかまでは分かることが出来る。

どこが分からないかも分かることが出来る。 

 

 意味の中に線を引くことが出来る。

どこまで進んだか記すことが出来る。

 次の一歩をあきらかにするために。

あるいはいつかまた来たときのために。

 

線を引くこと。

分けること。

進むだけが術じゃない。

 長い旅においては。